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7月は特集『すべての創作は生活からはじまる!』と題して、「me and you」の竹中万季さんと野村由芽さんをゲストにお迎えしてお送りしまました。

 

このページでは、4回にわたってお届けした特集をまとめています。ぜひお聴きください!

 

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!

https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun

 

また、Spotifyにて番組のエピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!

https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。

 

#055/section1「「she is」からはじまる「me and you」のこと」竹中万季さん&野村由芽さん(「me and you」)

https://propo.fm/motiongallerycrossing/55

パーソナリティ武田さんとゲストの竹中さんと野村さんは旧知の仲、そしてパーソナリティ長井さんとゲストお二人は著書やこれまでの活動を通して”会ってみたかった仲”というこで、互いの活動についての感想をシェアする和やかなムードで特集初回はスタート。

 

まずは、お二人について知る上で欠かせない、かつてのコミュニティ「she is」は、自分たちの居心地の良い場所・拠り所となれる場所を同じように必要としている人がいるはず、という想いから始まったことや、それは今の社会を生きるなかでの違和感を”しょうがない”と飲み込まざるをえない辛さがある、という現実に触れながら、その、ひとりひとりの存在を肯定し合うための一方的ではない”一緒につくっていく”というメディアの姿勢や、思い出深い特集やギフトについて振り返りながらお話しいただき、それを引き継ぐ「me and you」という場所への期待が高まるトークとなりました!

 

#056/section2「迷いや揺らぎも共有していく。手紙からはじまる私たちのこと。」/竹中万季さん&野村由芽さん(「me and you」)

https://propo.fm/motiongallerycrossing/56

竹中さんと野村さんが立ち上げた会社であり新しい場所「me and you」について、揺らぎも含めたその過程までニュースレター(お手紙)で届けて共有するそのスタンスや、一人で決めるのではなく何事も相談しながら仕事を分担していること、誰かと一緒に働くこととバンドの音楽性との意外な関連性など?!、「me and you」とその受け取り側との距離感、そしてバディのように共に仕事を進めるお二人の距離感についてお話しいただきました!

 

さらには、「女らしさ」「男らしさ」の難しさ楽しさと、性別をとっぱらった時の「自分らしさ」の話、MOTION GALLERY10周年のことなど、盛りだくさんです!

 

#057/section3「 工作図鑑と日記。日常が教えてくれる自分のこと。」/竹中万季さん&野村由芽さん(「me and you」)

https://propo.fm/motiongallerycrossing/57

竹中さんと野村さんに、”生活”と”創作”がリンクするような、特集に合わせたおすすめコンテンツをご紹介いただきました!

 

野村さんからは「これがあったらなんでも作れる、勇敢な気持ちになる」という、『工作図鑑』(福音館書店)をご紹介。子ども向けの工作のレシピ集なのですが、シンプルなスキル・手掛かりを知ることは、オブジェクトを見れば作られ方を想像できるようになることであり、自分はこれをつくれるかもしれないという希望がふくらむこと、というお話に、世界を豊かにするヒントをいただきました。

 

そして竹中さんからは、33年に渡ってロンドンで出版され続けている『Redstone Diary』をご紹介。その年のテーマに沿ってキュレーションされた作品が週替わりで掲載されているもので、シンプルな日記としてはもちろん、作品をコラージュしたり、何も書かない日でも”そこに作品は存在する”ことが支えになるなど、日々変わる作品との関係性も楽しめるクリエイティビティ溢れる日記帳です。

 

さらにはそこから派生して、ゲスト&パーソナリティの日記の話に。続く・続かない問題、日記帳とiPhoneの併用、モーニングページなる手法など様々ですが、「書かなければ思い出せないこと、無かったことにしたくない」「未来への伏線」「自分だけに書くことの大切さ」「吐き出す」など、書いて外在化することの意味を再認識するトークとなりました!

 

#058/section4「SNSとフェミニズム。働き方と違和感。」/竹中万季さん&野村由芽さん(「me and you」)

https://propo.fm/motiongallerycrossing/58

特集最終回!女性同士の連携から生まれるアクションやムーブメントから感じること、誠実さを保ちながら働いて稼ぐことの難しさなど、その真っ只中にいるゲストお二人の真摯な言葉が響くトークとなりました。

 

二人が「she is」の構想を話し始めた2016年は、決められた属性ありきでつくられた女性向けのwebメディアが多く、サイトのカラーをターコイズブルーとすることもいわば異例だった頃。そこから、「#MeToo」や「#Ku Too」など、フェミニズムやシスターフッドの風潮が広まる良さを感じつつも、それがスローガンだけになっていないか、個人が取り残されていないかなど見つめていきたいというお話に。そしてその広まりに大きく影響するSNSの活用について「意味のないことを呟きたい」に全員同意の場面も!

 

番組でゲストのみなさんにお聞きしている、クリエイティビティとお金のトピックでは、一緒にプロジェクトをつくりあげるメンバーとのフラットな関係性や、自分たちの思想に合った稼ぎ方など、違和感をひとつのセンサーとして社会と仕事を見つめるお二人の真摯な姿勢がとても素敵でした!

 

さらには、だらだらする夏休みのこと、エスプレッソトニックのこと、「コマンド+s」のこと、考えや発想をフィジカルに留めておくことの大切さなど、今回も聴きどころ満載なトークをぜひお聞きください!

 

そして、今回のHot Projectsでは、パーソナリティの二人も大好きだという、今村夏子さんのデビュー作「こちらあみ子」の映画化プロジェクトをご紹介。広島弁マスターは間に合うのか?!いやいや、撮影初日に差し入れを?!長井さんによる「こちらあみ子」愛が迸しる紹介も必聴です!

 

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

竹中万季

竹中万季

me and you

1988年生まれ。編集者/プロデューサー。広告会社に勤めたのち、2015年CINRA入社。企業や行政とのメディアやイベントの立ち上げなどさまざまな案件に携わり、施策全体のプロデュース、企画、ディレクション、編集など幅広く担当。 2017年に同僚の野村由芽と共に、ひとりひとりの声を肯定する場所「自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ“She is”」を立ち上げ、ブランドリーダーを務める。 2021年4月にCINRAを退職し、同月、野村由芽と共に株式会社ミーアンドユー(me and you, inc.)を立ち上げ、代表取締役に就任。 個人と個人の対話を出発点に、遠くの誰かにまで想像や語りを広げる活動を行なっていく。 主な仕事領域はプロデュース、ディレクション、企画、編集。社会に存在する課題を見据えながらも、個人の小さな声を大切にしながら、 それぞれの人の温度や思いを伝えていく仕事を心がけている。

https://meandyou.co.jp/

野村由芽

野村由芽

me and you

1986年生まれ。編集者/文章を書く。広告会社に勤めたのち、2012年CINRA入社。 カルチャーメディアCINRA.NETの編集、企画、営業を行い、アジアのクリエイティブシティガイドHereNowの東京キュレーターを担う。 さまざまな企業のオウンドメディアの立ち上げにも携わり、コンセプトやストーリー立案、コピーライティングを主に担当。 2017年に同僚の竹中万季と共に、ひとりひとりの声を肯定する場所「自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ”She is”」を立ち上げ、編集長を務める。 2021年4月にCINRAを退職し、同月、竹中万季と共に株式会社ミーアンドユー(me and you, inc.)を立ち上げ、取締役に就任。 個人と個人の対話を出発点に、遠くの誰かにまで想像や語りを広げる活動を行なっていく。 主な仕事領域はインタビュー、コラム・エッセイ執筆、コピーライティング、司会。 遠くと近くを行き来しながら、相手の言葉に耳を傾け、対話をしながらひとときその人の風景に潜ったり、一緒につくっていくような編集視点を心がけている。

https://meandyou.co.jp/

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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