目次へ

もしくろ6月の特集は【ミニシアター・エイド基金、その次へ】。映画監督の深田晃司さんをゲストにお迎えして、番組最初のテーマであり、先日、3年に渡る活動を完了した「ミニシアター・エイド基金」のこれまでを振り返りながら、日本の映画業界をより良いものに変えていく新たな動きについてお話を伺っていきました。

 

このページでは、4回にわたってお届けしたエピソードをまとめています。ぜひお聴きください!

 

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!

https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun

 

また、Spotifyにて番組のエピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録をお願いします!

https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。リスナーのみなさんとつくるオンラインコミュニティ、「もしもし文化センター」よりお送りしています!

 

#147/section1「コロナ禍が始まったあの時、ミニシアターは。 」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/147

3年前、濱口竜介監督とともに番組最初のゲストとして出演いただいた深田監督。当時のコロナ禍の社会全体、そしてミニシアターを取り巻く環境を思い返していった特集初回。

「ミニシアター・エイド基金」とは?/シネマスコーレ坪井さんの発信/いまそこにある閉館の危機/深田監督と濱口監督からの電話/まずはミニシアターの定義から/同時多発的なミニシアター救済活動/国への呼びかけと支援の呼びかけと/「3億円事件」/三日で一億円突破と映画ファンの想い/映画が必要とされていることの可視化/映画に携わる人々の意識の変化、など…。

 

#148/section2「多様な映画づくりに欠かせない”パッチワーク”とは?」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/148

ミニシアター・エイドが必要となった背景を掘り下げていくと、日本の映画界に欠けている部分に繋がって…。海外の文化助成はどうして手厚いの?多様な作品がつくれる仕組みとは?など、切っても切れない映画づくりとお金のお話となった、今回のエピソード。

トークイベント(2022)と懇親会(2023)/開催時期の見極め/「まさかこんなに時間がかかると思ってなかった」/コロナ禍のミニシアター危機は終わったの?/日本の映画界にないもの/「CNC」「KOFIC」/映像分野の助成と振興を司る公的機関/財源にあるチケット税/業界内で助け合うことはできなかったのか?/リクープしなくていいお金(財源)を増やす/パッチワークが生み出す多様な映画/アートハウスの役割/コロナがあぶり出しただけ、など…。

さらには、「名古屋シネマテーク閉館」「チケット料金一部映画館で値上げ」といった最近のニュースに映画制作の苦労を知っているからこそのジレンマを吐露したり、過去ゲスト宮地洋さんのシェアキッチンスタッフさんからの投稿紹介など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく…!

#149/section3「文化予算とチケット税」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/149

日本版CNC設立に向けたお話として、“チケット税“の導入や、表現(労働環境)とお金のリアルな関係を考えていった今回のエピソード。

チケット税と持続性/文化予算の後払い制という負担/国から成果物と見なされるもの見なされないもの/自分たちの手で活きた制度をつくる/映画業界内のコンセンサスと法整備/「KOFIC(韓国映画振興委員会)」と韓国映画の勃興/飴玉はいらない、芝生の球場を/自分たちで勝ち取った制度/日本人の公共への意識/労働環境改善とハラスメント講習/「action4cinema日本版cnc設立を求める会」/制作・流通・教育・労働環境/映画制作とジェンダーギャップ/お金と我慢/ゴッホが示唆するもの/あらゆる人が表現の当事者になるために、など…。

さらには、梅雨時の今こそ知りたい雨の日でも楽しく過ごせるハック(Amazonで靴検索のススメ・読書とコーヒー)や、ランニングを始めた武田さんへのリスナー投稿など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく…!

 

#150/section4「Mini-Theater AIDからaction4cinemaへの襷」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/150

環境改善のために立ち上がった仕組みがすぐ”型”に陥ってしまいがちなことが多い中で深田監督の話に勇気づけられたという長井さんのメッセージからスタートした、特集の最終回。活動完了を迎えたミニシアター・エイドですが、その襷は繋がれている、そんなお話となりました。

ハラスメント講習の講師が高圧的…?!/ハラスメントはゼロにならない/人間は不完全であることを前提とした制度設計を/最大のポイントは持続性/窮地に陥るたびに映画ファンに助けを求めるのか?/フランスの映画館への助成の手厚さ/「action4cinema日本版cnc設立を求める会」へ繋がれた襷/深田監督の3年間/映画愛で繋がり合っていた「ミニシアター・エイド基金」など…。

さらには、「休む」について改めて考えた長井さんとアクティブだった武田さんの2023年上半期の振り返りや、過去ゲスト川内有緒さんからの応援コメント紹介など、など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく…!

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

深田晃司

深田晃司

映画監督

1980年生まれ。1999年、映画美学校に入学。2006年、『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』を発表。パリKINOTAYO現代日本映画祭ソレイユドール新人賞受賞、08年『東京人間喜劇』を発表、ローマ国際映画祭選出、大阪シネドライブ大賞受賞。10年、『歓待』を発表、東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞、プチョン国際ファンタスティック映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。13年、『ほとりの朔子』でナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞受賞。16年、『淵に立つ』が第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門審査委員賞を受賞。17年、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。18年、フランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受勲。19年、7本目となる長編映画『よこがお』(日仏合作)を発表。『本気のしるし』で初のテレビドラマの演出を手がけ、劇場公開用に再編集された《劇場版》が第73回カンヌ映画祭オフィシャルセレクション2020に選出。最新作『LOVE LIFE』(22)がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出。22年黒澤明賞受賞。

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

Sponsored by

MotionGallery 九段ハウス

New Episodes

すべてのエピソードを見る

Other Channels

propo.fmロゴ

PROPO.FM は、人々の心に残るポッドキャストを世の中に届けるサービスです。ビジネスからアートまで、声の力を探求し、驚き・感動・優しさを紡ぎ、時間と空間を越えて、社会に新しいつながりを広げます。