8-9月の特集では、作家でクリエイターのいとうせいこうさんと、アーティストのチョーヒカルさんに「見えない差別」についてお話を伺いました。
このページでは、4回にわたってお届けした特集をまとめています。ぜひ聴いてみてください!
「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら、アートやカルチャーにまつわる話題を、ゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。
音楽とあわせて、特集を Spotify からまとめ聴き!
Spotifyのプレイリストでは、ラジオ本編に加え、特集とあわせてセレクトした音楽も一緒にお楽しみいただけます。お仕事の合間や作業用BGMとして、ランニングやリラックスタイムのお供に。ぜひ聴いてみてください!
#017 Which Side Are You On?:特集『見えない差別』/ いとうせいこう(作家・クリエーター)
全4話でお送りする特集「見えない差別」初回のゲストは、日本語ラップの先駆者でもあり、日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめた、いとうせいこうさん。
「ブラック・ライヴズ・マター運動」について、さらには音楽からみた、または音楽で対抗してきた「見えない差別」について、お話を伺いました。
「女にモテる」系のラップについて「歌手は、本当に言うべきことを言えてないんじゃない?」と問いを投げかけるせいこうさん。言いたいことはあっても、言えない状況があるのではないか?政治的なメッセージを作品に乗せにくい原因は、大和言葉と漢字にある?といった話など、ラップ好きには必聴の内容となりました。ぜひお楽しみください!
#018 表現の自由とタブーとゾーニング/ いとうせいこう(作家・クリエーター)
全4話でお送りする特集「見えない差別」第2話のゲストは、前回に引き続き日本語ラップの先駆者でもあり、日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめた、いとうせいこうさん。
「ブラック・ライヴズ・マター運動」について、さらには音楽からみた、または音楽で対抗してきた「見えない差別」について、お話を伺いました。
いとうせいこうさんが、うんざりしていると話すのは、駅の小売店など誰もが目にする場所に、特定の人種を差別した見出しの本が並んでいる現状。ここには最近話題になることが増えている「表現の自由」の解釈の問題が横たわります。いとうせいこうさんはその問いに対して、適切な「ゾーニング」を提唱します。ほかにも番組内では「マイノリティが潜んでないと思うなよ!」というお話や、社会の同調圧力に対してのクリエィティブな対処方法のすゝめなど、頷くお話がたくさんありました。ぜひお楽しみください!
#019 無意識に「弱い女性」にキュレーション/ チョーヒカル(アーティスト)
全4話でお送りする特集『見えない差別』第3話となる今回のゲストは、アーティストのチョーヒカルさん。体や物にリアルなペイントをする作品で注目されています。
「人種や国籍、レーベルで人を判断することにアンチテーゼを示したい」という思いで作品づくりをしているチョーさんに、クリエイティブやアートの側面から考える「見えない差別」についてお話を伺いました。
チョーさんがアメリカ留学で感じたのは「強い女性が良しとされるアメリカ」と「弱い女性が良しとされる日本」という価値観の違い。無意識のうちに、自分を弱い女性像へキュレーションしていたことに気付きハッとした、と話します。固定概念を取り払ったときに、本当に着たい服、したい髪型ってなんだろう?と考えられるようになったそう。ほかにも番組内では、人を褒めるって難しいというお話や、腹立つ女についてなど、番組史上一番のテンションの高さでお送りしております。ぜひお楽しみください!
#020 ゆらぐアイデンティティ/ チョーヒカル(アーティスト)
全4話でお送りする特集『見えない差別』最終話となる今回のゲストは、アーティストのチョーヒカルさん。体や物にリアルなペイントをする作品で注目されています。
「人種や国籍、レーベルで人を判断することにアンチテーゼを示したい」という思いで作品づくりをしているチョーさんに、クリエイティブやアートの側面から考える「見えない差別」についてお話を伺いました。
日本で生まれ育ち、中国籍を持つチョーさんは「日本人」でも「中国人」でもない、という状況で「アイデンティティー迷子」だったそう。ダブルルーツの人も多いアメリカへの留学がきっかけで「アイデンティティーは流動的なものでいいんだ」と思えるようになったといいます。ほかにも番組内では「なんで日本人になりたいんですか?」と聞かれる帰化申請の面接について、男性優位社会のゲームを勝ち抜いた女性についてなど、盛り沢山の内容となっています。ぜひお楽しみください!
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MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)
編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!
「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。
https://info.motion-gallery.net/crossing/今回のゲスト
いとうせいこう
作家・クリエーター
1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説「ノーライフ・キング」でデビュー。 1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞、「想像ラジオ」で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に「鼻に挟み撃ち」 『「国境なき医師団」を見に行く』「小説禁止令に賛同する」「今夜、笑いの数を数えましょう」『「国境なき医師団」になろう!』などがある。 音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。現在は、ロロロ(クチロロ)、いとうせいこう is the poetで活動。 テレビのレギュラー出演に「ビットワールド」(Eテレ)、「トウキョウもっと!2元気計画研究所」(TOKYO MX)、「新テレビ見仏記」(関西テレビ)などがある。
https://www.cubeinc.co.jp/ito/チョーヒカル
アーティスト
2016年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。 「常識を疑う」をモットーに作品を制作。代表作は錯視効果を駆使したボディペイントや動物をテーマとしたイラスト作品。『笑っていいとも!』を含む多数のメディア出演に加え、Amnesty International、資生堂、TOYOBOなど企業とのコラボレーションや、国内外での個展など多岐にわたって活動している。ペイントの他にも衣服やCDジャケットのデザイン、イラスト、立体、映像作品などを制作。著書に『SUPER FLASH GIRLS 超閃光ガールズ』『ストレンジ・ファニー・ラブ』『絶滅生物図誌』『じゃない!』がある。
https://www.hikarucho.com/この番組のパーソナリティ
武田俊
メディアリサーチャー・文筆家・編集者
1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。
http://takedashun.com/長井短
演劇モデル
1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。
http://popbelop.blogspot.com/最近のエピソード
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2021.02.24
特集「持続可能な社会における創造力」
2月は特集(全4回)『持続可能な社会における創造力』と題して、「現在とこれから」の社会と文化を象徴し関連し合う、人間らしさとしてのクリエイティビティとSDGsについて、モデルの長谷川ミラさんと、University of Creativity(UoC)サステナビリティフィールドディレクターで、株式会社博報堂クリエイティブプロデューサーの近藤ヒデノリさんをゲストにお迎えしてお話を伺いました! このページでは、4回にわたってお届けした特集をまとめています。ぜひ聴いてください! また、Spotifyにて番組のエピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr 「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。
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2021.02.24
#042 「”クリエイティビティの使い道”とSDGs」 ゲスト:長谷川ミラ(モデル)、近藤ヒデノリ(University of Creativity(UoC) フィールドディレクター)特集『持続可能な社会における創造力』section4
2月は特集(全4回)『持続可能な社会における創造力』と題して、「現在とこれから」の社会と文化を象徴し関連し合う、人間らしさとしてのクリエイティビティとSDGsについて、モデルの長谷川ミラさんと、University of Creativity(UoC)サステナビリティフィールドディレクターで、株式会社博報堂クリエイティブプロデューサーの近藤ヒデノリさんをゲストにお迎えしてお送りします。 最終回となるsection4では、お金とクリエイティビティ、そして持続可能性という3つをバランス良く満たすためのヒントとして、自分のクリエイティビティの使い道を意識することや、SDGsと企業と予算の現実を加速させるアイデアなど、持続可能な社会を創るための行動についてトークが繰り広げられました! 生活のための仕事と社会課題に対する活動とは別にせざるを得なかった頃とは違い、特にSDGsが謳われるようになってからは、サステナビリティに取り組むクライアントとの仕事に集中できるようになったという近藤さん。お金を稼ぐことを目的とするのではなく、お金や何かを得るために自分のクリエイティビティを発揮した結果、それが社会にどんな影響を及ぼすのかを指標とすること、つまりみんなが自分のクリエイティビティの使い道に責任を持つことが大切という考えに、一同納得! また、長谷川さんはSDGsに取り組む中で感じる、企業がまだSDGsの活動に予算を割く段階にまで至っていないことや、経済的な部分でSDGsに取り組みたくても取り組めない中小企業もあるという現実を挙げ、もっと多くの人がSNSを通じてSDGsについて発信・共感を表明することで世間の注目度が高まり、SDGsに予算=お金がつきやすい社会状況を創るという、誰もがチャレンジしやすいクリエイティビティのアイデアを提案! さらには、自分のクリエイティビティへの対価に妥協しない姿勢が文化の持続性に繋がっていくことや、パーマカルチャーとSDGsの繋がり、芸術祭とSDGsとの意外な関係性など、広義のクリエイティビティについてのトークをぜひお聴きください! 番組では、エピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたSpotifyプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr 「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。 <長谷川ミラさん HP>https://www.lespros.co.jp/models/mila-hasegawa/ <近藤ヒデノリさん携わるUniversity of Creativity(UoC) HP>https://uoc.world <九段ハウス>https://kudan.house/ <Hot Projects> 「コロナに負けない!酪農家が作った富士の国乳業を応援~子や孫に美味しい給食牛乳を届けたい~」https://motion-gallery.net/projects/schoolmilk <長井短さん新刊情報!「内緒にしといて」(晶文社)現在発売中!>https://www.shobunsha.co.jp/?p=5885 <ご意見・質問お待ちしてます!>番組のハッシュタグ #mgchttps://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgc
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2021.02.17
#041「生きてくだけでギリギリな暮らしと、持続可能な社会の間で考えたこと」 ゲスト:長谷川ミラ(モデル)、近藤ヒデノリ(University of Creativity(UoC) フィールドディレクター)特集『持続可能な社会における創造力』section3
2月は特集(全4回)『持続可能な社会における創造力』と題して、「現在とこれから」の社会と文化を象徴し関連し合う、人間らしさとしてのクリエイティビティとSDGsについて、モデルの長谷川ミラさんと、University of Creativity(UoC)サステナビリティフィールドディレクターで、株式会社博報堂クリエイティブプロデューサーの近藤ヒデノリさんをゲストにお迎えしてお送りします。 section3では、長井さんから発せられた「SDGsとして望ましい商品を、買える人と買えない人。そこにある貧富の距離を感じる」という言葉をきっかけに、どうすればみんなで持続可能な社会の実現に取り組めるのかについてトークが繰り広げられました。 近藤さんは「3.5%」という数字を挙げて、それぞれの立場からできる行動を実践することで、サステナブルではない商品が売れなくなり企業も変わらざるをえなくなるような、システム自体を変えていくのが重要であること。そして長谷川さんからは、互いを批判するのではなく自分の手の届く範囲でできることをやる、という答えが。 「やらないといけない」ではなく「自分ならこうする」という創造性と継続が楽しさとなり、そこに仲間がうまれ、しいては社会のシステムを動かすことに繋がるという連携こそ、SDGsの実現とその背景にある様々な格差を減らすために必要なのではという展開に!武田さんによるお魚から読み解く単純消費の弊害や、長井さんによるタンブラー=ジョッキのアイデアも必聴です!ぜひお聴きください! 番組では、エピソードとゲスト&パーソナリティが選曲した楽曲を織り交ぜたSpotifyプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr 「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。 <長谷川ミラ HP>https://www.lespros.co.jp/models/mila-hasegawa/ <近藤ヒデノリさん携わるUniversity of Creativity(UoC) HP>https://uoc.world <九段ハウス>https://kudan.house/ <Hot Projects> 「四国愛媛道後温泉のストリップ劇場が大ピンチ! この文化、この場所を共に守ろう」https://motion-gallery.net/projects/dougo2020<長井短さん新刊情報!「内緒にしといて」(晶文社)現在発売中!>https://www.shobunsha.co.jp/?p=5885 <ご意見・質問お待ちしてます!>番組のハッシュタグ #mgchttps://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgc
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