2021.11.25

特集『これからの街の映画館をつくる。』

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11月は特集『これからの街の映画館をつくる。』と題して、「Shimane Cinema ONOZAWA」の和田浩章さんと、シモキタ・エキマエ・シネマ「K2」の北原豪さんをゲストにお迎えしてお送りしました。

 

このページでは、4回にわたってお届けした特集をまとめています。ぜひお聴きください!

 

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!

https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun

 

また、Spotifyにて番組のエピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!

https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスをスタジオにお送りいたします。(11月はリモート収録)

 

#071/section1「再開発と再建。2つの映画館のはじまり。」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/71

特集初回となる今回は、ゲストの和田さんも北原さんもMOTION GALLERYとは縁が深く、そんな出会いのお話も交えながら、まずはゲストのお二人にそれぞれの映画館立ち上げの経緯についてお話しいただきました。

和田さんはかつて日本初のユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」の支配人としてその立ち上げから携わり、その際にはMOTION GALLERYでプロジェクトを実施いただいたご縁が。また、視覚障害者の映画鑑賞をサポートするバリアフリー音声ガイドの製作者として活動されるほか、現在は妻の地元である島根県益田市にて映画館再建に向けて奮闘されているとのことで、そのチャレンジ精神をご自身でも「山があったら登ってみたくなる。挑戦が好きなタイプ。」と話される、非常にバイタリティ溢れるお話は思わず聞き入ってしまうほど!

そして北原さんは、Incline(MOTION GALLERYや北原さんの株式会社Sunborn含む5社が一つになって映画やアートなどを企画プロデュースしている団体)としてこれまでも映画製作や「ミニシアター・エイド基金」でご一緒しており、いよいよ今回、映画館をつくる!ということで、下北沢の再開発という大きな流れのなかにあってつくられるミニシアター「K2」の成り立ちについてお話しいただきました。

さらには、最近映画館に行った?地元があるっていいな、MOTION GALLERYの新たなチャンレンジとしての映画館のことなど、ぜひお聞きください!

 

#072/section2「Shimaneとシモキタの映画館」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/72

特集2回目となる今回は、いま、街に映画館(ミニシアター)をつくるうえでの核ともいえる地域との連携について、島根と下北沢という大きく異なる2つ地域でゲストのお二人が感じることや奮闘をお聞きしていきました。

島根県益田市という、ローカルだからこその強い繋がりのなかに余所者として入っていくのではなく地域の人が主役となり自分事となるような、”関わりしろ”のある映画館にしていくことが大切と話す和田さん。さらにはその映画館独特のカラーを持ちながら持続的に運営していく上での”定額と面白さの2層構造”についてなど、これからの街の映画館のことを真摯に考える言葉が今回も熱く響きました…!

一方で、演劇・音楽・サブカル・食など様々な文化に溢れ、小規模のお店が多く、住民も多くいる下北沢「K2」では、それらの距離の近さを生かして上映作品の選定に関わってもらうなど、互いが刺激し合えるような施策を考えているとのことで、地域ブランディングにも携わる北原さんならではの地域資源を生かす視点から生み出される「K2」の今後のチャレンジも楽しみです!(そしてこの「K2」のクラウドファンディングがいよいよスタート!!!MOTION GALLERYが運営に携わるミニシアターの立ち上げに、ぜひ応援お願いします!)

さらには、長井さん生誕祭@もしもし文化センターの思い出、子どもの頃の映画館体験、身近な存在としてイベントとしてどちらの良さもある映画館についてなど、ぜひお聞きください!

 

#073/section3「豊かな孤独とゆるやかな関わり。コモンズとしての映画館。」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/73

特集3回目となる今回は、顔がみえるほど関わりがあるほど遠のいてしまう、という長井さんからの発信からスタート。

積極的に関わることだけが関わりではなく、どちらが良いでもなく、関心を持ったり消費してくれる人もまた関わりの中にいるものであって、無理をしないことが大事と話す北原さん。さら和田さんからの、そもそも映画や音楽好きな人は外交的な人はいないのでは?という投げかけから、映画館という同じ空間・暗闇の中で偶然居合わせた人々がそれぞれに映画への感想を抱えて帰っていくという、守られてほしい豊かな孤独の時間・体験についてそれぞれの想いや思い出が溢れるトークとなりました。

そして事前にリスナーのみなさんにお聞きしたアンケート結果をここでご紹介!「ミニシアターあったらいいな」と「本当に来てくれる」の距離感をいかに縮めていくかという映画館をつくる側のチャレンジや、闇鍋的な闇映画?のアイデアなど、今回も話し足りない盛りだくさんな内容となりました!

さらには、武田さんがケアについての書籍を選書したお話、長井さんのなかなかやる気がでない1ヶ月のこと、エスプレッソトニック大高さんの新しい冬の飲み物のこと、カオスメーカーとしての長井さんのことなど、ぜひお聞きください!

 

#074/section4「俺はいいけどYAZAWAはどうかな?」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/74

いよいよ特集最終回。映画館の持続可能な運営について、さらには運営とマインドとの兼ね合いについて共感や”ひっくり返し”が飛び交うトークとなりました!

映画館は、いわゆる”箱物”であるがゆえの物理的な制約と、チケットの値段は変えられない、という2つの制約のなかでどう運営していくのかについて、和田さんは「CINEMA Chupki TABATA」で、北原さんはクライミングジム「ROCKLANDS」の運営を経験されていることから、リアル(映画館)の限界を雑誌やオンラインの講座やコミュニティづくりなどバーチャルで積み上げるチャレンジをすることで、お客さんと接する場所である映画館をより魅力的な場所として維持することに繋がるのではという、これからの映画館を持続していくうえでのヒントが!

さらに、お金とクリエイティビティのアンビバレントな関係の話題では、「自分の世界観だけで完結する物語ほどつまらないものはない(和田さん)」のであり、文化芸術を届けるためには自分と映画館を引き離して考え、映画館に対して何ができるのか?が大切になってくるのであり、引き離すのは切り離すのではなく、「本当に素直な自分が楽しめるものをちゃんとやる(北原さん)」という距離の保ち方が大切というお話に。映画館のみならずどの場面でも忘れたくない感覚を共有いただく回となりました。

さらには、脚が伸びるコタツのこと、お引越しのこと、積読のこと、劇場と俳優で連携できること、相反しやすいものって実はそうじゃないのかも?など、NFTアートの話してみたいね、など、ぜひお聞きください!

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

和田浩章

和田浩章

1990年1月24日生まれ、千葉県市川市出身。 東京都北区の日本初のユニバーサルシアターCINEMA Chupki TABATA支配人を経て過疎という言葉が生まれた島根県益田市に映画館再建を試みるShimane Cinema ONOZAWA代表社員。フリーランスとして視覚障害者の映画鑑賞をサポートするバリアフリー音声ガイドの製作者。代表作は『漁港の肉子ちゃん』『えんとつ町のプペル』『湯を沸かすほどの熱い愛』等。

北原豪

北原豪

Incline

K2の運営主体であるIncline LLP役員。LLPを構成する株式会社Sunborn代表。株式会社weroll共同代表。在学中からミュージシャン活動を始め、下北沢を中心にライブからパッケージの全国展開など活動。現在はIT領域でSIや制作のコンサルティングやプロジェクトマネジメント、マーケティング領域で企業のCI策定支援などを行う。Sunbornでは映画の配信プラットフォーム運営経験を持ち、直近では地域ブランディング事業にも携わる。趣味はロッククライミング。趣味が高じ、2020年、コロナ禍で閉店したクライミングジム「ROCKLANDS」の再生を手掛け、代表として運営中。

https://incline.life

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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