2023.03.22

特集『巻き起こる!インド映画旋風のヒミツとは!?』

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もしくろ3月は、特集【巻き起こる!インド映画旋風のヒミツとは!?】として、「南インド料理店 なんどり」マダムの稲垣紀子さん(「テンドラル合同会社」代表社員)をゲストにお迎えしてお送りしました。

 

このページでは、4回にわたってお届けしたエピソードをまとめています。ぜひお聴きください!

 

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!

https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun

 

また、Spotifyにて番組のエピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録をお願いします!

https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。リスナーのみなさんとつくるオンラインコミュニティ、「もしもし文化センター」よりお送りしています!

 

#135/section1「そんなに好きなら君が日本配給権を買ったらいい 」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/135

気になるプロジェクトを紹介する番組の「hotprojects」のコーナーで昨年に紹介した時から、ただならぬインド映画愛の持ち主として印象強かった稲垣さんがゲストの今月の特集初回。

推し活が高じてインド映画「響け! 情熱のムリダンガム」を配給/インドの古典音楽がテーマ/監督からの「そんなに好きならきみが買えば?」/映画館からの「やろうと思えば稲垣さん、自分でも(配給)できますよ」/配給する人と宣伝する人の乖離とジレンマ/クラウドファンディング=発信になる/リストラ失業中に観た『ムトゥ踊るマハラジャ』/働いて映画館で映画を観れるように頑張ろう!/有給使ってインドにインド映画を観に行く/ラジニカーントに自宅で会う/A・R・ラフマーンへの恩返し…など、稲垣さんにみなぎるインド映画への情熱の源に触れる初回となりました。

さらには、グッときた稲垣さんの言葉、稲垣さんの人生を本にしたい?!、小豆島「赤嶽」プロジェクト無事達成!など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく!

 

#136/section2「「バーフバリ」「RRR」の“ローカル“を越えた映画づくり」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/136

「バーフバリ」や「RRR」など、従来のファンを越えた盛り上がりを見せるインド映画の大ヒットの裏側について、同じく”南インド映画”の「ムトゥ踊るマハラジャ」(95年)と比較しながら掘り下げていった今回のエピソード。

ムトゥは時代に逆行するような古き良きインドを描いて大ヒット/「バーフバリ」「RRR」の”ローカル”を越えた映画づくり/”インド映画=インド人向けの映画”からの変貌/インド映画のハリウッドナイズ/市場拡大によるつくり手の視点の変化/ラジニカーントは小太り?!/配給は大変だけど推し活だから苦労ではない/近所のカフェオーナーが元映画業界/講演に行った京大の教授がお客さんだった/熱のこもったパンフレット執筆陣/配給会社へのリスペクト/全て生演奏のガチのインド古典音楽映画/最初から最後まで映画オタクのまま/オタクは正解/推し活映画を推し活やってる人が配給しちゃう…!など、自主配給を決断するほどに推す「響け!情熱のムリダンガム」の魅力もじっくりお聞きしました!

さらには、春めく季節の散歩のこと、移動の中に移動を入れて移動、”前のめりな服装”で出かけて身体を冷やす、便利な服ってアレ本当…?、「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」@K2など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく!

 

#137/section3「インド映画と身分制度と北と南と言語と食と。」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/137

特集の折り返し地点となる3つめのエピソードは、最近「RRR」を観た長井さんからの、”インド映画業界は代々芸能の仕事をしている人が多い?俳優の仕事の位置付けは?”という質問からスタート。

当初は俳優のなり手がいなかった/かつてのインド映画産業と身分/インド映画人気の高まりと成功ストーリー/南インドと北インド/インドのお札に書かれた20近い公用語/細分化された言語と映画/侵略の歴史と人種と文化/世界に散らばった民族と映画の広まり/インドに残るカーストの跡/北は小麦文化・南は米文化/インド映画の歌と踊り/インド映画にはどんな時にも音楽がある!など、さながら南北インドを言語・文化・歴史・食の構造から読み解く入門編のような回となりました。

さらには、ゲスト稲垣さんの習慣「毎朝のトイレ掃除」、「心地いいまま過ごすための掃除とイベント化された掃除、あなたはどっち?」、映画を通してそのルーツに意識が向くこと、こんな人ゲストにきたかな?、応援コメントでも爪を残す、など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく!

 

#138/section4「推し活上映の映画が溢れるミニシアター」

https://propo.fm/motiongallerycrossing/138

特集最終回。「響け!情熱のムリダンガム」がクラウドファンディング含めひとつのロールモデルのようになって、同じように推し活上映される映画が増えていって欲しいという、先駆者としての稲垣さんの想いと熱意が溢れるトークとなりました。

権利を買うのと配給をするのとは別の話として考えてみる/自主上映会で楽しむために権利を得るのもひとつのやり方/コロナ禍でのチャンス/劇場公開するという責任と気合い/クラウドファンディングのプレゼンター同志の交流と励まし/自分でやれる範囲で公開していく/心を込めてやりとりすれば動くものがある/志のある映画を上映したいというミニシアターの気概/ひとつのロールモデルになれたら/ファンが映画を持ってくる時代に/全都道府県で上映する!!など。

さらには、どうしてもうまく淹れられない某輸入食品店のチャイ、ミニシアターが推し活で溢れる、タナカカツキさんからの応援コメントなど、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく!

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

稲垣紀子

稲垣紀子

「南インド料理店 なんどり」マダム テンドラル合同会社代表社員

東京都出身、中央大学法学部卒。リストラ失業中で引きこもりだった1998年秋に『ムトゥ踊るマハラジャ』を観たことで元気になり、社会復帰。会社勤務の傍らインド映画を観にインドへ通う。2013年に夫が開業した南インド料理店でもインド映画を紹介。推し活が嵩じて『響け! 情熱のムリダンガム』の日本配給権を取得、これを機にテンドラル合同会社を設立。前代未聞な「インド料理店によるインド映画配給」で2022年10月劇場公開を実現。現在全国のミニシアターを行脚中。

https://thendral.co.jp/mridangam-movie

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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