2020.11.18

#029 「ネット上で一番建設的な議論をしているコミュニティは?」ゲスト:津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)、haru.(HUGinc.取締役/編集者):特集『デジタル化する社会で起きているソーシャル・ジレンマ』section3

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11月は特集『デジタル化する社会で起きているソーシャル・ジレンマ』と題して、SNSをはじめとするソーシャルメディアの仕組みや、それによる人々の行動変容、そして社会にもたしている影響について、ジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介さんと、HUGinc.取締役で編集者の haru.さんをゲストに迎えて、お送りしています。

 

第3回目となる今回は、SNS・ソーシャルメディアが、そしてそこから情報を受けたユーザーである私たちの行動が、社会に与える影響について考えるにあたり、フェイクニュースやデマ、政治、社会運動についてトークを繰り広げました。

 

フェイクニュースやデマも、それを発信する人を信じるか信じないかであり、信じたいものを真実として捉え、それへの反論は陰謀論などとされてしまうなかで、津田さんが「共通する社会的基盤があると意見の違いを乗り越えられる。」ことの例として挙げた、最も建設的に話せるグループの特徴や、「あいちトリエンナーレ」の抗議団体との2-3時間に及ぶ直接対話が意外な展開となったエピソードなど、「話を聞く」その先に見えてくる相手の姿について言及。

 

また、弊害が取り立たされがちな、SNS・ソーシャルメディアが政治に与える影響については、津田さんとharu.さんそれぞれの経験から、良きに働いている部分に光を当てていくことの大切さや、クラウドファンディングと政治との共通性も。

 

さらには、「#meetoo」運動や選択的夫婦別姓の話題から、haru.さんがとあるメディアに出演した際に「若い女の子」としての役割を一方的にかせられた経験から、旧来のメディアにありがちな「女性を一人の人間としてみているのではなく、役割を与えた中で女性枠をつくっている」構造について、そして津田さんが最近経験したジェンダーバランスに関する出来事とその背景にある構造から感じた学びについて、トークが展開されました。ぜひお聴きください!

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら、アートやカルチャーにまつわる話題を、ゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの提供でお送りいたします。

 

<津田大介 Twitter>
https://twitter.com/tsuda

<haru. Instagram>
https://www.instagram.com/hahaharu777/

<九段ハウス>
https://kudan.house/

<Hot Projects> 
「 和歌山県【ふるさと納税型クラウドファンディング】事業」

    (参考:https://motion-gallery.net/projects/hagi2020

        https://motion-gallery.net/projects/nachikatsuura_UD

        https://motion-gallery.net/projects/wakahama

        https://motion-gallery.net/projects/hygge-monolith

        https://motion-gallery.net/projects/susami_waterwheel

        https://motion-gallery.net/projects/nagomi

        https://motion-gallery.net/projects/shinchiya )

 

<長井短さん新刊情報!「内緒にしといて」(晶文社)現在発売中!>
https://am-our.com/love/505/recent_post

 

<ご意見・質問お待ちしてます!>

番組のハッシュタグ #mgcrossing
https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgcrossing 

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

津田大介

津田大介

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)ほか。

http://tsuda.ru

haru.

haru.

HUGinc.取締役/編集者

1995年生まれ。東京藝術大学在学中に、同世代のアーティスト達とインディペンデント雑誌HIGH(er)magazineを編集長として創刊。 多様なブランドとのタイアップコンテンツ制作を行ったのち、2019年6月に株式会社HUGを設立。 取締役としてコンテンツプロデュースとアーティストマネジメントの事業を展開し、新しい価値を届けるというミッションに取り組む。

https://h-u-g.co.jp/haru/

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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