2020.07.22

#013 「スマホ時代で変わる、すれ違いの描き方」ゲスト:清水一幸(フジテレビ・プロデューサー):特集『東京ラブストーリー2020から考えるバブル世代とミレニアム世代』section1

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今回のゲストは、90年代恋愛ドラマの金字塔『東京ラブストーリー』を29年ぶりに現代版としてよみがえらせた、ドラマプロデューサーの清水一幸さん。

 

なんと、高校3年の時に見た『東京ラブストーリー』がきっかけで、ドラマづくりの世界に憧れ、入社試験は『東京ラブストーリー』の当時のプロデューサーが面接官だったとか!

 

「やりたかったドラマ制作の仕事をすぐに出来ていたら、たぶん嫌いになっていたと思う」と話す、ドラマプロデューサーになるまでの紆余曲折や、松本清張作品は何度もリメイクされているんだし『東京ラブストーリー』もそろそろリメイクしてもいいよね?という話、スマホ時代のすれ違いをどう表現するか、東京のえがき方の変化について、本を書いている武田さんの話など。前後編に分けてお届けいたします。

 

<配信ページ>
https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4h06/

 

<番組HP>
https://www.fujitv.co.jp/tokyolovestory/

 

<九段ハウス>
https://kudan.house/

 

<Hot Projects> 
エンターテインメントの火を絶やさないために。今こそ、ドライブインシアターを一緒につくろう。
https://motion-gallery.net/projects/driveintheater2020

 

<ご意見・質問お待ちしてます!>
番組のハッシュタグ #mgcrossing

 

Transcript / 書き起こし文

[00:00:16]

武田俊:

こんにちは。編集者の武田俊です。
[00:00:19]

長井短:

演劇モデルの長井短です。
[00:00:22]

武田俊:

この番組『MOTION GALLERY CROSSING』は、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」上のプロジェクトを紹介しながら、今まさに生まれている新しい文化的なトピックスをゲストと共に掘り下げていく番組です。
[00:00:39]

長井短:

番組の提供は東京九段下にある築90年以上の歴史的建築、九段ハウスです。
[00:00:47]

武田俊:

はいはい。
[00:00:51]

長井短:

今日もリモートですけどね。
[00:00:51]

武田俊:

いけるという説もありましたが、残念ながら引き続きリモートということになりました。
[00:01:01]

長井短:

武田さんは最近著書の執筆を進められてるって聞いたんですけど。
[00:01:05]

武田俊:

そうなんですよ。ずっと僕は編集者として仕事をしてきたんだけど、結構変なタイプの編集者で出版社に入ってやってきたってわけではないんですよ。なので仕事の仕方とかそれ以前のいろんなお話を含めて、自分の半生を一冊にまとめません?みたいなお話があって書いてるんですけど…まあ大変。本って一冊12、3万字ぐらいは単行本だと必要なんですけど、そこまで長いかたまりで書いたことないから構造を分解しながら書いているんですけど。想定しているところまでの文字数が全然溢れちゃったりとかしちゃって。
[00:02:05]

長井短:

そうですよね。
[00:02:05]

武田俊:

想いとともに文字数があふれちゃうんですよ。どうしよう。
[00:02:10]

長井短:

そのバージョンも読みたいですけどね。ノーカットバージョンでも。
[00:02:15]

武田俊:

このまま書くと全部で40万字とかになっちゃって。
[00:02:20]

長井短:

すごい!
[00:02:20]

武田俊:

本三冊分とかになっちゃうから、ちょっと仕切り直そうと思っています。
[00:02:27]

長井短:

『ファーブル昆虫記』くらいのボリュームで。
[00:02:32]

武田俊:

長井さんはお仕事どうですか。
[00:02:34]

長井短:

私は今稽古中で、ちょうどたぶんこれの配信日が舞台の初日なので。
[00:02:42]

武田俊:

あ、そうかそうか。いよいよ始まりましたね。
[00:02:46]

長井短:

うれしいです、みんなに会えて。
[00:02:51]

武田俊:

やっぱりなんかね、ちょっとずつ日常の姿を取り戻しつつあるというか。まぁ取り戻すというよりも新しい形の生活のあり方みたいなのが動き出していると思う。そういう方も多いと思うので、気を引き締めつつも新しい暮らしと仕事のバランスとかを楽しみながらやっていけると良さそうですね。
[00:03:13]

長井短:

はい。
[00:03:14]

武田俊:

さあ今週もやっていきましょうか。
[00:03:15]

長井短:

いきましょう。番組のハッシュタグは#mgcrossingです。ご意見ご感想などお待ちしております。
[00:03:30]

武田俊:

こちらも意見感想や企画のアイディア、こんなゲストに出てほしいとか、あんまりまだアクティブに動いてないので、メッセージをもらったら我々もとってもうれしいです。ではでは始めていきます。武田俊と。
[00:03:43]

長井短:

長井短がお送りする『MOTION GALLERY CROSSING』。
[00:03:48]

長井短:

今回はゲストにドラマプロデューサーの清水一幸さんをお招きします。
[00:04:03]

武田俊:

ここからは今話題になりつつある文化的なトピックを深堀していくDeep Focus。今回ゲストにお招きするのは、FODやAmazonプライムで配信中の現代版『東京ラブストーリー』プロデューサー、清水一幸さんです。よろしくお願いします。
[00:04:20]

清水一幸:

よろしくお願いします。
[00:04:22]

武田俊:

まずさっそくプロフィールからご紹介させてください。清水さんは1973年生まれの埼玉県出身。フジテレビ所属のドラマプロデューサーでいらっしゃいます。主要な作品として『のだめカンタービレ』『CHANGE』『最高の離婚』『問題のあるレストラン』などをプロデュースされ、2016年FODを運営する総合事業局コンテンツ事業室企画担当部長に就任されました。オリジナドラマは『パパ活』や『彼氏をローンで買いました』など。2020年には29年ぶりによみがえった現代版『東京ラブストーリー』をプロデュースされました。ということで今回はね、「MOTION GALLERY」で何かプロジェクトをやっている方をお招きして、クラウドファンディングのプロジェクトと作品の展開についてうかがうというようなパートではなく、全くまっさらに我々がお話を聞きたい作品にひも付いた方として清水さんに来ていただきました。
[00:05:26]

清水一幸:

ありがとうございます。恐縮です本当にもう、すみませんなんか。
[00:05:28]

長井短:

うれしいです。
[00:05:30]

武田俊:

まず長井さんから。今日は結構いろいろ聞きたいことがあるので…。
[00:05:33]

長井短:

そう、もりもりなんでさっそくうかがいたいんですけど。まず、ドラマプロデューサーになった経緯というか、志したきっかけみたいなことから聞かせていただけたらなと。
[00:05:49]

清水一幸:

『東京ラブストーリー』のことで呼んでいただいたのに、なんでこんな話するんだってことになるんですけれども(笑) 実は前の『東京ラブストーリー』を見て、「テレビドラマを作る人っていいな、楽しそうだな」って思ったのが、ドラマを目指そうと思ったきっかけでもあるんです。もともとは建築の設計士になりたくて中学生くらいから目指していたんですが、高校3年の時だったと思います。『東京ラブストーリー』を見て、「ちょっとドラマをやってみたいな」と気持ちが動いたという感じですかね。それがきっかけです。
[00:06:28]

長井短:

うわ~、すごいですね。回収の仕方がね。
[00:06:32]

武田俊:

見事に決まり手がひとつ決まってしまった感じがしますけど(笑) ドラマはそれまでもテレビなどでご覧になることはあったんですか。
[00:06:44]

清水一幸:

そうですね。もちろん『男女7人』だったりとか、『ずっとあなたが好きだった』とか、当時はもしかしたらTBSのドラマの方がよく見ていたのかもしれないですけど。そのあとフジテレビのドラマももちろんちょこちょこ見てたんですけど、僕の中でやっぱりドラマを見てこんなに次が楽しみだなっていうふうに思ったことがなかったんで。そういった意味で『東京ラブストーリー』っていうのは僕の中では一番「ドラマを作る人っていいなぁ」って思ったきっかけだったというところですかね。とにかくテレビはもともとよく見てました。バラエティーもドラマも含めてですけど。ただそこまで心が動いたっていうのはその作品だったんで、僕のきっかけかなと思います、そこは。
[00:07:27]

武田俊:

『東京ラブストーリー』が当時の他の人気ドラマであったり、あるいはテレビドラマの中で出色だった部分、特に清水さんの心を打ったっていうのはどういう点だったんでしょう。
[00:07:39]

清水一幸:

結果的に言いますと、やっぱり片思いし続けるヒロインというか主役が、最後うまくいかないっていうのがちょっと僕の中ではすごくびっくりだという感じで。子犬が飼い主を追いかけるじゃないですけど、ちょこちょこアプローチしたり離れたり、上手くいったりいかなかったりっていうのはたぶん毎週楽しみになるきっかけだったと思いますし、それの最後が「あ、こういう感じで終わるんだ」ってのも印象に残ったひとつなんじゃないかなと思いますね。
[00:08:15]

武田俊:

なるほど。そんなラストの意外な展開が心に刺さった清水少年がですね、「こういうの作りたいな」とか「テレビの業界行きたいな」ってそこで思ったのはわかったんですけど、それこそドラマを作りたいと言っても希望通りに叶うわけではもちろんないじゃないですか。どうしてうまくドラマ作りを続けられるようになったんですか。過程が気になるというか…。
[00:08:46]

清水一幸:

簡単にラッキーな人生だったと言ってしまえばそれまでだと思うんですけども(笑) たまたま建築設計士を目指していた受験も、見事に建築学科と名のつくところは全部落ちて。なので僕、テレビ局で働いてるんですけど出身は理工学部なんですよ。しかも専攻は化学専攻なんで、多分すごく異例の経歴だと思うんです。建築学科に受からなかった時点で、「自分が次に目指すのはもしかしたらテレビかな」と思って大学4年間は粛々と過ごしました。もう本当に見事なまでの話ですけども、テレビ局を受けたところ、日本テレビ、TBS、フジテレビ全部落ちまして…。フジテレビなんかは面接も受けさせてもらえず書類選考で落ちました。結果的に大阪の朝日放送に拾っていただき、そこに入社したという形です。テレビ局に入ればドラマが作れるものだと勝手に思っていたので、大阪であろうが東京であろうが関係ないんじゃないかと思って入りました。で、朝日放送に入った途端配属されたのが営業だったんですね。
[00:10:14]

武田俊:

テレビ局の営業というのは、広告の?
[00:10:14]

清水一幸:

そうです。スポンサーとか広告代理店さんとの交渉がメインの仕事ですよね。大阪局だったんですけど東京の支社というのもあるので、大阪行ったり東京行ったりして、結果的に8年間営業をやりました。そこで自分もちょっと頑張ったなと思っていたので、上司に「そろそろ制作行かしてくれないか」と。大阪局でもいわゆる2時間ドラマみたいなのを作っていて、当時『土曜ワイド劇場』を作ってたので「それでもいいかな」と思ってお願いをしたところ、30歳の春にやっと異動になれました。でも担当になったのがバラエティーで。
[00:11:14]

武田俊:

まだまだたどり着けない。
[00:11:16]

清水一幸:

そこで『アタック25』のディレクターと、あと吉本新喜劇の演出を担当する形になりまして。
[00:11:30]

武田俊:

関西の土曜日って感じですね。
[00:11:34]

清水一幸:

まさにそうですね。ただそれでもちょっと腐りかけてた僕が、さらにバラエティーってことになったんで「どうしようかな」と思っていたんですけども。2004年、僕がバラエティーに異動になってすぐに、たまたまフジテレビでやってたドラマを1本見逃しまして。あらすじを見ようとホームページを見たところ中途採用の募集をしていて、締め切りが翌日だったんですよ。
[00:12:06]

武田俊:

おお~すごいなぁ!
[00:12:08]

清水一幸:

徹夜で願書と企画書を書いてギリギリ間に合って。その時の応募の条件がテレビ局に勤めていたか制作会社で制作に携わったかどちらかの実績が必要、バラエティーですが一応制作に半年ぐらい携われたので、受験資格があったということで申し込みをしました。そうすると翌週の週末ですかね。中途なんで土日しか面接やってくれないんです。次の週の土曜日に面接に来てくださいと言われて、行きました。フジテレビの面接を受けたときの1次の面接官が、今の僕の上司なんですけど、当時の『東京ラブストーリー』のプロデューサーの大多亮さんだったんです。
[00:13:05]

長井短:

たどりついた!
[00:13:06]

武田俊:

ドラマになりそうですね。
[00:13:10]

清水一幸:

そこから6回ぐらいですかね。毎週末のように面接を受けて、その年に内定をいただき、翌年の1月1日付の入社ということで31歳でした。フジテレビも結構中途社員がいますけど、自分で言うのもアレですがドラマを作ったことがなくて中途でドラマ制作に入ったのは、たぶん後にも先にも僕だけだと思う。
[00:13:45]

武田俊:

はぁ~。
[00:13:45]

清水一幸:

僕よりあとに誰もいないということは、会社は失敗したと思ってるからかな(笑)
[00:13:49]

武田俊:

中途でドラマ制作入れちゃいけなかった、みたいな(笑)
[00:13:58]

清水一幸:

実績の薄いやつは採っちゃだめだというふうになってるんじゃないかな。
[00:13:59]

武田俊:

いやいや(笑) 長井さんどうです、半生をうかがって。
[00:14:05]

長井短:

いや~すごい。もうこれで2クール分撮れるんじゃないですか?
[00:14:12]

武田俊:

確かにね。大阪行く編でたぶん1クール目終わるでしょう。
[00:14:18]

長井短:

あ~どうなるんだ~!!ってとこで終わって。
[00:14:18]

清水一幸:

大阪営業やってた頃は今はもうコンプライアンス的に許されないようなこともいっぱいやりましたよ。
[00:14:28]

長井短:

聞きて~!
[00:14:28]

武田俊:

(笑) 僕が気になったのは、営業も8年続けてようやく制作になったらバラエティーの現場。でもどうしてもドラマを撮りたかったから、中途で移られたわけじゃないですか。それだけ清水Pの中で「ドラマの制作に自分は関わりたいんだ」って想い続けられていたのってどういう部分なんですか。やっぱりそれだけお好きだったってことだとは思うんですけど。
[00:14:56]

清水一幸:

もちろん好きだったと思うんですけど、あとは叶わなかったからじゃないですか? 僕今後輩たちにも言うんですけど、下積みの一番最初から自分のやりたいことが叶っちゃうと、嫌な部分しか見えなくなってくるじゃないですか。社会人って、まず社会人になった時の出来事の方がたぶん嫌ですよね。自分がやりたいことよりも、たとえば先輩がいるということ、お酒の席があって上司と部下の関係があるとか、いろんな余計な関わり方があると思うんです。それと自分の好きな仕事っていうのが並列してうまくできないことのほうが多いんじゃないかなと思っていて。僕は営業がやりたいことではなかったから「社会人ってこんなもんなんだ」と思って生きてきたので、結果的にドラマを嫌いになってなかったっていうのはもしかしたらあるかもしれないです。
[00:15:54]

武田俊:

これはなるほどって感じですね。
[00:15:58]

清水一幸:

新入社員の一番最初にドラマに配属になっていたら、もしかしたらとっととドラマのこと嫌いになって、とっとと諦めてたかもしれないなと思いますね。
[00:16:07]

武田俊:

ありえますよね。そもそも社会人って、今までと違う環境で仕事っていうのを初めてやっていく中での負荷があるじゃないですか。「こんなはずじゃないな」という気持ちで好きなものに携わってしまうと、逆に嫌なものとしてのバイアスがかかっちゃうというか。
[00:16:25]

清水一幸:

そうなのかなと思います。実際に転職してからも、30過ぎてアシスタントという立場をやるってことは、自分の中のプライドもなかなか許さなかったりする部分があったと思うんです。僕は短くて1年しかやらなかったので結果的にはその我慢で済んだんですけども。たぶんそれが新入社員の頃からだともっと長いじゃないですか。これと自分の好きなものとの間でどれだけバイアスがかけられるかどうかというのが人生だと思うので、僕はその辺もツイてたんじゃないかなと思います。
[00:17:01]

武田俊:

早くも学びがたくさん出てきちゃってるんですが、今日の一番重要なトピックスに入っていきたいと思います。今まさに配信されている現代版『東京ラブストーリー』。こちらのプロデューサーを担当されているわけですが、この『東京ラブストーリー』といえば、永尾完治"カンチ"と赤名リカの恋愛を描いて、社会現象にもなった90年代の恋愛ドラマとして知られています。僕はタイムリーで観ていないんですけど、もちろん存在は知ってますし、セリフと共に再放送を見たりすることもありました。これが実に29年経っているんですって。これを現代版で復刻させるとなると、「一体なぜ今この作品を?」というのをやっぱり聞きたくたくなるわけですよ。まずどういう点から復刻を考えられたんでしょう。
[00:18:04]

清水一幸:

もちろんさっき言った通り、転職した時点で「恋愛ドラマを作りたい、いつか『東京ラブストーリー』みたいなドラマを作りたい」と思ってた自分は間違いなくいたと思いますね。例えば山崎豊子さんの『白い巨塔』や『華麗なる一族』、あるいは松本清張さんの作品あたりは何度もリメイクされているのに、なぜ同じ原作がある作品なのにラブストーリーはリメイクされないのかなって考えたんですよ。
[00:18:40]

長井短:

確かに。
[00:18:40]

清水一幸:

そういう中で、僕をフジテレビに入社させてくれた上司に「『東京ラブストーリー』やってみてもいいですかね」みたいな話をしたのが今から3、4年ぐらい前です。その時に「お前、作るんだったらやってみたら」となって。僕の中ではそれが背中を押してくれました。これまでにも『東京ラブストーリー』を作りたいって思った人は世の中にいたかもしれません。前任者がノーと言ったのか柴門ふみ先生がダメと言ったのか理由は分からないですけど、とにかく今までなかったものをこのタイミングでやってみようかなって。上司が「お前がやってみたら」と言ってくれたのもひとつですし、柴門さんが「どうぞ」って言ってくださったのもそうです。もう一個はやっぱり「東京」。残念ながら今年開催できなかったんですけど、一生に一回しかないであろう東京オリンピックで「東京」が世界から注目を集める時に、このドラマのタイトルも何か理由付けになるのかなと思ったのが、最後に僕の背中を押してくれた瞬間ですかね。
[00:20:08]

武田俊:

個人的な影響を受けた内的な理由と、外部環境の後押しですね。まずプロデューサー的には企画を立てて、リメイクってことなのでどういう違いを出そうかと考えられると思うんです。一言で言うのも難しいと思うんですけど、どんなふうに現代版を描こうと思われましたか?
[00:20:35]

清水一幸:

「赤名リカ・永尾完治が2020年の東京にいたらどうだろう」というのが第一のコンセプトでした。前作の時はやっぱり圧倒的に鈴木保奈美さん演じる赤名リカというキャラクターが大騒ぎされてたと思いますけど、実は柴門さんが描かれた原作は永尾完治が主役の作品なんですね。同じものを作ってもしょうがないなと思ったので、僕がやるなら永尾完治が主役で、二人の女性の間で迷いうごめく男ってどういう形がいいのかなということをコンセプトにやっていこうと思いました。そこは逆に入れ替えてというか、原作に沿っていこうと思いましたね。
[00:21:16]

武田俊:

なるほど。実は原作漫画はノータッチだったので、今回お話をうかがうにあたってKindleで読んだんですよ。「おっと、今回のドラマの赤名リカはどうも原作の方に似ているな」って思ってたんですけど、これはあたりですね。
[00:21:43]

清水一幸:

あたりです。大正解です。
[00:21:43]

武田俊:

ありがとうございます。キャラクターのあり方ももちろんなんですが、29年経って世界自体も大きく変わりました。そのあたりから長井さんが聞いてみたいことがあるようで。
[00:21:56]

長井短:

携帯をみんな持ってるっていうこともそうだし、もう本当に状況がめちゃめちゃ違うじゃないですか。
[00:22:04]

武田俊:

そうですね。
[00:22:07]

長井短:

以前の『東京ラブストーリー』の頃みたいに金もないし。大元としてズレちゃうことがめちゃくちゃあったと思うんですけど、その辺をどういうふうに活かすというか、作っていたのかなって。
[00:22:31]

清水一幸:

前作は本当にそうですよね。バブル後期ですし、サラリーマンではありえないほどの家に住んでいたりとか。携帯電話がないというのはすごいことで、『東京ラブストーリー』は「すれ違いのドラマだ」って言うぐらいに、会えない。道路の向こう側とこっち側にいるのに車が通っちゃうことによってすれ違うとか。どうやって連絡を取るかといったら、家か会社に電話するしかないっていう。
[00:23:05]

長井短:

うん。
[00:23:05]

清水一幸:

とにかく連絡を取れない。だから店で待たされることは当たり前だったりとかそういったイメージがすごく強かった。だから、ドラマが制作発表された時にやっぱり「あのすれ違いのドラマをどうやって作るんだ」って聞かれることもありました。でも逆に言うと、今は携帯電話っていうものすごい便利なものがある。長井さんがおっしゃったように、お金がなくても携帯電話だけは絶対みなさん持っているじゃないですか。どんなにお金のない人でも携帯電話だけは確保するというか。テレビがなくても携帯を持っているような時代。
[00:23:41]

武田俊:

はい。
[00:23:42]

清水一幸:

携帯を持っている。LINEはある。メールはある。下手したらGPS機能もある。電話を持っているのにこの人の電話今出たくないな」と思ったら出ないこともある。もっと地獄なのが、LINEを何個も送ってるのに、既読にはなるけど返信が来なかったり、未読のままだったり。そういう経験をされている人が僕も含め世の中いっぱいいると思うと、これって気持ちのすれ違いを描くには一番切ないんじゃないかなと思って。
[00:24:18]

長井短:

確かに。
[00:24:18]

清水一幸:

いわゆる物理的なすれ違いより気持ち的なすれ違いを描いていった方がイマドキに寄っていくんじゃないかなと思ったので、今回はすれ違いをそういう形で描写していこうと思いました。
[00:24:34]

長井短:

なるほど。とってもリアルですよね。LINEをすぐ返しておけばすれ違わなかったのに、「後でいいや」ってやったせいでケンカになることめちゃめちゃあるので…。
[00:24:49]

清水一幸:

そうですね。
[00:24:52]

長井短:

そういうミニマムなカンチを描いてくれるのはとっても面白いですね。
[00:24:55]

武田俊:

LINEのやりとりでこういう演出もできるわけですよね。あとで返そうと思って悪意なく放置したか、返したくないから放置したのかというのを視聴者には伝えられる。すれ違いが人為的に生まれたのか、悪意なくすれ違うことになってしまうかっていう伏線の引き方が、ちょっと細分化した感じもありますね。
[00:25:20]

清水一幸:

たぶん性格も出ると思うんですよ。普段から返さないタイプの子なんだとか。そんな人間が急に返すようになると、気持ちが前のめりになったんじゃないか。逆に返さなくなると離れていったんじゃないか。そういうことも描写にできるんじゃないかなと思っていましたね。
[00:25:42]

武田俊:

なるほど。今携帯が例に出ましたけど、価値観の変化みたいなもの、お金の問題や国の景気とかもドラマって描いていると思うんですが、そのあたりの差異は今回意識されましたか?
[00:25:57]

清水一幸:

言い方は失礼ですけど、やっぱり前回はちょっとみんなが浮き足立っていた部分もいっぱい描いていましたよね。「東京に行くとあんな素敵な家に住めるんだ」とか「あんな出会いがあるんだ」みたいな感じがたぶんメインだったと思うんですけど、今東京って誰もが行ったことあるでしょう。あるいは見たければインターネットつなげば見れるという中で、あんまり東京への憧れってないんだろうなと思っていて。2020年は誰もが見て「ああいう人いるよな」と、もしかしたら場所が違えど同じようなラブストーリーができるかもしれませんしね。逆にこの場所にいれば成立するような話っていうのがたまたま東京で起きていたんだという価値観に持っていったほうがいいんじゃないかな。「みんなが知ってる東京」がどう描けたらいいのかなと思っていたのは大きいですね。
[00:26:56]

武田俊:

なるほど、そうか。前作は地方の人から見ると、「憧れの」「今まだ行ったことのない」あるいは「知らない」東京。広告的イメージの東京ではなく、今回は何かしら画像としても認識している東京で、何か身の回りにもいそうなやつらが恋愛をしている。そんな感じのイメージ作りをされたわけですね。
[00:27:23]

長井短:

絶対そっちのほうがかっこいいですね。もういいじゃないですか、「東京イケてる」とか(笑) なんかそのくらいの東京との距離で作ってくれてるのってめちゃくちゃいいなと思いました。
[00:27:37]

清水一幸:

ありがとうございます。
[00:27:39]

武田俊:

さて、もう3つぐらいトピック展開したいんですが、そろそろ前半部のお時間が近づいてきたということで、一度ここで仕切らせていただきたいと思います。次回も引き続き清水さんにお話をうかがっていきたいと思います。
[00:27:56]

清水一幸:

よろしくお願いします。
[00:27:57]

長井短:

清水一幸さんがプロデューサーを務める現代版『東京ラブストーリー』はFODやAmazonプライムで配信中です。お話を聞いて気になった方はぜひご覧ください。清水さんありがとうございました。
[00:28:12]

清水一幸:

ありがとうございました。
[00:28:27]

武田俊:

さてここからは「MOTION GALLERY」で現在挑戦中のプロジェクトの中から、特に注目してほしいものを紹介するHot Projects。長井さん、今日はどんなものがありますかね。
[00:28:40]

長井短:

はい。今日紹介したいのは、『エンターテインメントの火を絶やさないために。今こそ、ドライブインシアターを一緒につくろう。』です。こちらはシアタープロデュースチームDo it Theaterが、この時代だからこそ多くの人の憧れであるドライブインシアターを作ります。システムをアップデートして感染予防意識を高めながらエンターテイメント支援を行います、ということで。
[00:29:07]

武田俊:

これはね、スゲーいいと思う。
[00:29:10]

長井短:

こりゃたまらん。
[00:29:13]

武田俊:

ね。そもそもアメリカではよくあるというか、むしろ僕らは映画を通じてドライブインシアターの光景を見たことがあるぐらいで、体験したことはないんですよ。
[00:29:28]

長井短:

あたしもないです。
[00:29:30]

武田俊:

ある種憧れの映画カルチャーのひとつのあり方だったものが、今回このコロナウイルスの感染症防止という意味で日本でも実装ができちゃうのではないかという、めっちゃいい案件だなと思って。
[00:29:46]

長井短:

ですよね。めっちゃいい。こんなの絶対楽しいもんなぁ。
[00:29:52]

武田俊:

しかもこういう状況だからいろんな人と会えない中で、車でみんなが寄り集まって映画を見てるとか最高よね。
[00:30:00]

長井短:

最高ですね。
[00:30:03]

武田俊:

今プロジェクトページ見てて、大磯ロングビーチでの開催を目指してらっしゃるということなんですけれども。案外こういう野外上映って、やること自体が一番重要でラインナップが二の次になっているケースってたまに見られる印象があるんですよ。
[00:30:27]

長井短:

確かに。
[00:30:28]

武田俊:

これがね、ラインナップが『ラ・ラ・ランド』、あと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。これも最高ですね。この3つ目が異質で、僕大ファンなんで超アガったんですけど、『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” ― LAST HEAVEN 031011』という。
[00:30:49]

長井短:

すごい(笑)
[00:30:49]

武田俊:

最終夜これ!?最高だよ!と思ってしまった。
[00:30:49]

長井短:

いやめちゃくちゃアガりますよね、こんなの。
[00:30:57]

武田俊:

どうしよう、座ってらんないよ。
[00:31:03]

長井短:

これいけるんだったら、ドライブインライブとかもそのうちいけるんじゃないかって感じですね。
[00:31:11]

武田俊:

音響システムさえ何とかすれば、車の中でライブをみんなで楽しむっていうね。ありえるわ。
[00:31:17]

長井短:

やってほしい。
[00:31:20]

武田俊:

思ってたよりテンション上がってしまったんですが(笑) このプロジェクトの起案者、シアタープロデュースチームDo it Theater代表の伊藤大地さんからメッセージをいただいております。紹介させていただきましょう。「2014年よりドライブインシアターを開催してきたDo it Theater。この2020年のコロナ禍において大切にしているポイントが3つあります。1・プライベート空間を活かしたソーシャルディスタンス式エンタメでエンタメの火を絶やさず行動していくこと。2・感染予防やソーシャルディスタンスの意識を高めるエンタメになっていること。3・エンタメを楽しむことやプロジェクトに参加することでこの行動が寄付につながり文化の存続や医療従事者への支援になること。ドライブインシアターを思いっきり楽しむことで文化の活性化と持続につながり、コロナの予防意識も高められる。そんな今だからこそ体験できるエンタメにしたいと思っています。8月、大阪万博記念公園です。ぜひ体験しに来てください」とのこと。ただドライブインシアターをやるという以上の意味があるということもすごく感じていらっしゃるでしょうし、めっちゃ応援したい。
[00:32:39]

長井短:

伊藤さんって私の夫の同級生なんです。
[00:32:42]

武田俊:

あ、そうなんだ! 意外と近いところに。素敵ですね、応援していきましょう。伊藤さんどうもありがとうございました。このプロジェクトは「MOTION GALLERY」で8月7日まで開催。ぜひチェックしてみてください。
[00:33:10]

武田俊:

『MOTION GALLERY CROSSING』。エンディングの時間となりました。清水Pを呼んでの1週目でしたがどうでした?
[00:33:20]

長井短:

いっぱいあるんですけど、一番残ったのは「やりたいことをすぐやれてたら嫌いになってたと思う」というのが。
[00:33:34]

武田俊:

開始10分で名言出ちゃって、ありがとうございましたってなっちゃいましたけど(笑)
[00:33:39]

長井短:

タイトルじゃないですか? 今週の。
[00:33:41]

武田俊:

確かに(笑) ディレクターさん、タイトルにお願いします。
[00:33:52]

長井短:

本当にそうだなって思いましたね。
[00:33:52]

武田俊:

『東京ラブストーリー』を高校生のとき観て、こういうものを作る仕事になりたいって言ってテレビ業界へ入られて、苦節10年番組制作に携われず、そこから会社を移ってからの今のリメイク版ですよ。そんなことある?
[00:34:14]

長井短:

ジャンプで連載するタイプのやつですよね(笑)
[00:34:20]

武田俊:

『幽遊白書』見て漫画描きたくなったって言って、ジャンプでデビューするんでしょ。
[00:34:26]

長井短:

すごい伏線回収。
[00:34:26]

武田俊:

聞いてみたいこととかもいっぱいあったと思いますし、「自分だったらこうだな」みたいな意見も皆さんあると思うので、ハッシュタグ使ってもらいたいですね。
[00:34:42]

長井短:

そうですね。この番組のハッシュタグは#mgcrossingです。ここにご意見・ご感想送ってくれたら、すごく読む!
[00:34:57]

武田俊:

すごく読む。秒でいいねする。さてさて、ここで九段ハウスからのお知らせです。ウイスキーですって、大人だね。そんなウイスキーについて学び体感する人気イベント「ウイスキーのお作法」。その第3回目を7月27日に開催します。一度延期となっていましたがコンディションを整え再度キックオフされるそうですよ。今回はリアルとオンラインどちらからでも参加いただけます。申し込みや詳細は九段ハウスのホームページをご覧ください。ウイスキーね、僕飲むの好きで。
[00:35:40]

長井短:

あら、そうなんですね。
[00:35:40]

武田俊:

そんなめっちゃ詳しくはないの。なんかバーボンだったり何だったり、いっぱいあるでしょ。
[00:35:46]

長井短:

バーボンがウイスキーだってこの間知りました。
[00:35:51]

武田俊:

じゃあ僕のほうがまだちょっと知ってるかな(笑) でもお酒のお作法とか歴史とか文化学ぶの楽しいですよね。気になる方はぜひチェックしてみてください。
[00:36:05]

長井短:

さて次回は引き続きゲストにドラマプロデューサーの清水一幸さんをお迎えしてまだまだお話をうかがっていきます。
[00:36:13]

武田俊:

ちょっとこの2回は面白いので皆さんぜひ後編もお楽しみに。「MOTION GALLERY」そして九段ハウスの提供でお届けしてきた『MOTION GALLERY CROSSING』。 お相手は武田俊と。
[00:36:26]

長井短:

長井短でした。また次回お会いしましょう。バイバーイ。

清水一幸さんがプロデュースを手がける『東京ラブストーリー』はFODやAmazonプライムで配信中

撮影:Wing Shya (C)柴門ふみ/小学館 フジテレビジョン

『東京ラブストーリー』は、“カンチ”こと永尾完治と赤名リカのせつない恋愛を描き、当時社会現象となった90年代恋愛ドラマの金字塔です。29年ぶりに現代版としてよみがえった本作。ぜひラジオと合わせて、配信ページもご覧ください。

https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4h06/

あらすじ・ストーリー

地元の愛媛支部から東京本社の営業部に配属となった広告代理店に務める永尾完治(伊藤健太郎)。配属先の部長、和賀(眞島秀和)から赤名リカ(石橋静河)を紹介され、リカの下で完治は新しい部署での仕事をスタートさせる。

東京にいる地元の同級生・三上健一(清原翔)からの誘いで飲みにでるが、そのタイミングで久しぶりの再会を果たすことになったのが、完治がずっと密かに想いを寄せていた関口さとみ(石井杏奈)だった。懐かしい気持ちに浸る完治にリカから連絡が入り、職場に忘れている財布を届けるとリカもお店にやってくる。三上が同席を促し、この時をきっかけに、3人の同級生の交流が再スタートするともに、完治とリカの関係も職場の上司部下の関係から変化し始める。

柴門ふみの漫画が原作で、完治を織田裕二、リカを鈴木保奈美が演じたフジテレビの大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」(1991年)。伊藤健太郎と石橋静河が主演で約29年ぶりに現代版として、フジテレビの動画配信サービス「FOD」と「Amazon Prime Video」で、2020年4月29日から配信スタート。

音楽とあわせて、特集を Spotify からまとめ聴き!

4回にわたってお届けしたエピソードをまとめた特集ページでは、Spotifyのプレイリストを公開しています。ラジオ本編に加え、特集とあわせてセレクトした音楽も一緒にお楽しみいただけます。お仕事の合間や作業用BGMとして、ランニングやリラックスタイムのお供に。ぜひ聴いてみてください!

▶ 特集ページはこちら

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

清水一幸

清水一幸

フジテレビ・プロデューサー

1973年埼玉県生まれ。上智大学理工学部卒業後、1996年に朝日放送に入社し、2005年にフジテレビへ移籍。『のだめカンタービレ』(06)、『CHANGE』(08)、『最高の離婚』(13)、『問題のあるレストラン』(15)などの作品をプロデュースし、2016年、FODを運営する総合事業局コンテンツ事業室企画担当部長へ就任。オリジナルドラマ『パパ活』や『彼氏をローンで買いました』などをプロデュース。2020年、29年ぶりに『東京ラブストーリー』をプロデュースした。

https://www.fujitv.co.jp/tokyolovestory/

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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