2021.08.25

#062 建物がその役割を終えるとは?カルチャーを継なぐとは? | 特集『住むとはたらくを建物から考える』section4

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8月は特集『住むとはたらくを建物から考える』と題して、本間桃世さん(「荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所」代表)と、本間綾一郎さん(「株式会社HATCH」代表)をゲストにお迎えし、コロナ禍で大きく変わりゆく、住むこと・働くことの価値観について改めて考えるとともに、そしてそれに深く関わる建物・室内空間について、さらには建築保存についてお話を伺っています。

 

今回が特集最終回。コロナ禍で変わりゆく働き方と空間、そして人間の身体から考える空間の在り方についてお話ししてきた特集のラストは、三鷹天命反転住宅もOPEN FIRMも、建築保存とリノベーションという次の展開へと継なぐために今ある空間を維持するという共通のテーマについて、長井さんの”建物の終わりがくるとしたら?”という意外だけど確かに気になる疑問からスタート。

 

三鷹天命反転住宅は生き物のようなであるからこそ考えうる役割を終えるその時の予想を。OPEN FIRMは、PAVIRION(レストラン)からその空間だけでなく、カルチャーもまた引き継いでいるとのことで、独自の通貨をOPEN FIRMでも流通させ、小さな業務依頼やちょっとした頼み事へのいわば対価を、スタッフがつくるクラフトビールに交換できるなど、OPEN FIRMを利用するクリエイター同士を繋いでクリエイティブを循環させるような仕組みへと繋げているというお話からも、単なるリノベーションではない、場とコンセプトを引き継いでいくこれからの空間の捉え方を感じました!

 

そして、三鷹天命反転住宅をつくった荒川修作+マドリン・ギンズのお二人による天命反転の橋をつくる建築プランをVR化し体験するための現在進行中プロジェクトをいつかクラウドファンディングできたらという三鷹の本間さんの展望や、ハッチ本間さんによるOPENFIRMでとにかく面白いことを施策していきたい、お金がないからできないというのは一番つまらないからその打開策を実施していくというワクワクするようなチャレンジなど、クリエイティブとお金の両立にも触れたお二人の考えもお話しいただきました!

 

さらには、夏休みの宿題の思い出、「天元突破グレンラガン」のこと、先輩にお尋ねしたいことがあります!など、オープニングやエンディングもお聞き逃しなく…!

 

そして、今回のHotProjectsは、独自の脚本と俳優の「声」を生かす演出が特徴の朗読劇「朗読キネマ」のプロジェクトをご紹介!セリフだけでなく描写も声に出して読んでいくというその形態に興味津々となりました!大塚明夫さんの出演も期待大です!

 

ぜひお聞きください!

 

「MOTION GALLERY CROSSING」は、編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が、日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」のプロジェクトを紹介しながら「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくラジオ番組。東京・九段ハウスの協賛でお送りいたします。

 

<もしもし文化センター>

番組のオンラインコミュニティ「もしもし文化センター」へは、下記よりアクセスいただけます!みなさんの参加をお待ちしております!もしもしーずあつまれ!

https://basic.motion-gallery.net/community/moshibun

 

<番組プレイリスト更新中!>

番組では、エピソードとゲスト&パーソナリティの選曲を織り交ぜたSpotifyプレイリストを更新中です!ぜひ「My Library」への登録お願いします!

https://open.spotify.com/playlist/6EY8LFSdS7B0OOl5wxldXr

 

「idenshi195朗読キネマ「船弁慶」10月公演(大塚明夫 出演)

新型コロナウィルス感染防止対策に万全を期したい!」

https://motion-gallery.net/projects/195_hunabenkei2021

 

<九段ハウス>

https://kudan.house/

 

<ご意見・質問お待ちしてます!>

番組のハッシュタグ #mgcrossing

https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=mgcrossing

 

▶公開ページのURL

https://propo.fm/motiongallerycrossing/62

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

MOTION GALLERY CROSSING(モーションギャラリークロッシング)

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていくPodcast(ポッドキャスト)番組『MOTION GALLERY CROSSING』。日本最大級のクラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」が東京・九段ハウスから毎週お届けしています!

「表現」のようなクリエイティブな活動や「まちづくり」のようなパブリックな活動は、どうしても短期的な経済合理性と二律背反になりがち。新しいチャレンジやアイデアが「お金」を理由にストップせざるを得ない事例を1つでも減らすために立ち上がった「MOTION GALLERY」には、そんな二律背反を打破する新しい文化投資・社会投資の種や事例が沢山あつまっています。『MOTION GALLERY CROSSING』では、そんなプロジェクトの話しも交えつつ、みんなで「これからの文化と社会のはなし」を考えて行きたいと思っています。

https://info.motion-gallery.net/crossing/

今回の出演者

本間桃世

本間桃世

荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 (Coordinologist, Inc.) 代表。Reversible Destiny Foundation (荒川+ギンズ財団、ニューヨーク)理事。

武蔵野美術大学卒業後、国際機関、NGOを通じて主に海外での美術教育の仕事に携わる。 Fundación PERSONA(サンホセ、コスタリカ)副代表、Taller PRESENTE主宰。‘98年に5年間の中米滞在を経て帰国後、中米・カリブ地域の美術研究、文化交流の仕事を続ける中、1999年に荒川修作と出会う。 2002年に荒川修作+マドリン・ギンズの東京事務所を開設、荒川+ギンズ財団本部(ニューヨーク)と連携を図りつつ、主に国内での荒川+ギンズの活動を多方面から支える。

http://www.architectural-body.com/

本間綾一郎

本間綾一郎

HATCH Inc. 代表取締役

1979年生まれ。大阪芸術大学芸術計画学科卒。 映写技師、映画宣伝、広告制作会社を経て、2013年にプロデュースカンパニー「HATCH Inc.」設立し、代表取締役とプレイングプロデューサーを兼務。「OPEN FIRM」「Creative Hub Swimmy」「Do it Theater」など9つの事業部をプロデュースする。 企業、学生、クリエイターなどを垣根なく何かを成し遂げようとするヒト・コト・モノを全方面からバックアップしている。「70歳までクリエイティブで生きていける人になる」が人生のテーマ。二児の父。

https://www.hatch-888.jp

この番組のパーソナリティ

武田俊

武田俊

メディアリサーチャー・文筆家・編集者

1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科兼任講師。JR埼京線沿線のエリアスタイルマガジン「SAI-KYO DIALOGUE LINE」編集長。まちづくり領域のバーティカルリサーチメディア「M.E.A.R.L」編集長。JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティ。 大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてKAI-YOU,LLC.を設立。2014年の同社退社以降「TOweb」、「ROOMIE」、「lute」などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。右投右打。

http://takedashun.com/

長井短

長井短

演劇モデル

1993年生まれ。東京都出身。モデルとして活躍する傍ら、舞台、TV、映画で女優として活躍、またバラエティでも特異なキャラクターで注目される。最近の主な出演作に、KERA×CROSS第2弾『グッド・バイ』、月刊「根本宗子」第6号『バー公演じゃないです。』他。TVドラマ「ギルティ」(YTV)「離婚なふたり」(EX)、「家売るオンナの逆襲」(NTV)、映画『あの日々の話』「耳を腐らせるほどの愛」。

http://popbelop.blogspot.com/

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